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オトフル風景2024 八王子長沼の森&月舞台 サウンドスケープ 

視聴感覚+皮膚感覚(肌)
人間にはどうやら、視覚、聴覚以外にも皮膚から様々なことを感じ取る能力が備わっているらしい
皮膚には100以上のセンサーが備わっていて
ヒトはそれはちゃんと活用できていない
視覚から得られる情報に頼りすぎて
目からはいる情報によって、感じるよりも先に
ある程度把握し処理してしまうのだと
感じることは
確認という作業になってしまうのだろうか
一生、つかわれることのないままの感覚機能があって
宝の持ち腐れのまま
生を終えてしまうのかな
もったいない。
せっかく備わった機能を
トリセツも読まないで1度きりのはじめての人生をおくってるものだから
身体を使っているものだから
性能の高いスマートフォンの機能をつかいこなせていないのと同じで
もっとも身近な身体も実はちゃんと使いこなせていない

あー深いなんと深い
人体の不思議は本当に深い

サウンドナビゲーターの田中直子氏による
サウンドスケープ(音風景)を通じて感性を触発するワークショップ
オトフル風景2024
二人一組で交代で目をつぶって公園や森を巡り、五感をとぎすまし、
森を深く感じ取る。
自然のリズムに身をゆだねる
視覚を失うだけで
これほどにも恐怖を感じるのかと身をもって体験した
とにかく不安で自然を体感する余裕などどこにもない
バディを組んで手を握り合って歩くわけだが
小学生のころのように運動会でマイムマイムを踊る機会もなければ
組体操をする機会もなく
最初、他人と手をつなぐという行為自体にとまどう。

初見の方を信頼し身をゆだねないことには
感覚を自然に向けることはできない。
むりやり身体を慣らして、納得させて
短時間で信頼関係を築かないことには次のステップには進めない
だから全面的に信頼を寄せてみると
意外と歩けるものである
歩きだすと周囲の音、足から感じとる地面の情報で
想像力がはたらくようになる
どんな場所を歩いているのか、上っている、くだっている、ターンしている
その1つ1つに新鮮味を感じるから不思議

私たちは大切な何かを
本来最も研ぎ澄まさなければいけない
命を守るための感覚を
うまく使えていないのかもしれない

と考えさせられる
未知との遭遇とも思える
ワークショップでした。

建築家 落合俊也氏が設計した月舞台。崖に立つ土中に埋まっている住宅。

西向きの住宅、北側の窓から入る風は夏でも涼しく過ごせるように設計されている

久田祐三さんのフレームドラム、青山雅明さんの尺八、田中麻里さんのアイリッシュハーブによるライブ演奏は眠ってしまうようなサウンド。演者が自由に移動しながら、楽器を奏でる。ちょっと感じたことのないような演奏形式

シカの皮のハギレをいただいた。野生動物の一部を使って何か表現してみたいな。透けてる部分や厚みの違い、1つとして均一ではないところがいかにも自然の一部。

 

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