写真家遠藤ちえとの共同ユニット”Video RECORDERS”が
絵画動画を制作しました
絵画担当 もんでんゆうこ
動画制作・編集 遠藤ちえ(空間時間)
お互い十分な時間がないなか息の合ったファインプレーで、いいものができました
気持ちよく仕事ができるパートナーだなぁと実感。
「 メッセージ ~NAGASAKI~ 」
世界で唯一の被爆国である日本―ヒロシマ・ナガサキ
わたしは長崎で生まれ、多感な時期を過ごし
幼少期から、「原爆」「平和」「祈り」「鐘」などの言葉を繰り返し聞かされてきました。
8月が近づくと、楽しい夏休みと相反し
なんとなく物悲しい気持ちになったことを思い出します。
原爆投下時刻、8月9日、11時2分
重低音のサイレンがなり一斉に黙とうする
その日(投下日)どういう訳でそうなったのか
突然起こったこの惨事にヒトが対処する術はなく
悲しみや怒りという表現では、言い表せない感情が募ります。
2021年、そのときから76年が経ちました
山王神社の片足鳥居、爆風で飛ばされた教会の鐘など街の中に溶け込む戦争遺構
忘れてはいけないよと自分にむけてメッセージが届く
観たこと、聴いたこと、感じたことを自分が生きてきた印として表現していきたいと
思います。
この悲しくて辛い歴史は継承されるべきで、考え続けなければいけません。
作品の「完成」は終わりではなく
制作の前後に、物語があります。
そこにいたるまでのプロセスがあり、その中には迷い、葛藤があり
完成したその先は、作品と対峙する自分と自分じゃない誰かがいます
完成に至るまでの過程に焦点をあて、制作の記録動画として残すことにしました。
写真家遠藤ちえによって生み出された、新しい世界観。
違う角度から作品を鑑賞できるとおもいます。
動画はこちら↓↓
https://vimeo.com/516998815