本屋さんのある街に暮らせるしあわせ
1Clickで
本が手軽に購入できる便利な世の中ではあるけれど
実際手に取って
触って
その日の気分で購入し
自宅であらためて開いた時のホワンとする時間は
ポストに届くのとは全然違っていて
これはこれであったほうがいい
幼少期、近所に「堤書店」という街の本屋さんがあって
小学一年生などの月刊誌を購入してもらっていた
入り口に回転式の絵本ラックがあり、歩くとギシギシと軋む木製の古い床
店内に漂う本屋さん独特の昭和の香りは今でも忘れないからフシギ
親同士のつながりもあった友達のお父さんが営むお店だったので
いくと「おっ、いらっしゃい」と声をかけてくれた
今思えば豊かな子供時代だったなぁ
最近近所に絵本の販売を専門とする本屋さんができた
住宅街の中に佇む絵本屋さん
店名の由来は、2人の娘さんの名前から一文字ずつとって
店主は、子育て中、小学校や図書館で読み聞かせボランティアを経験し
絵本のお店を開きたいと夢を描き、2020年開業
道に迷った甲斐のある、素敵なお店
オーナー自ら選書された本がずらり
古本も一部あって、気になる
個人の本屋さんの良いところは
本に纏わるイベントが開催され
思いがけず、人と出会える場所になる
こちらでは
大人の絵本読み合い会
絵本の読み聞かせ会(小さい子向け)→ ※コロナ禍のため現在お休み
などのイベントも精力的に開催
また
可愛い孫や大切な我が子へプレゼントのための絵本選びなど
プロの目線で年齢や興味に合わせ相談にのってくれる
小さな本屋さんだからできる、アットホーム感がうれしい
先日豊田にある猫目堂茶店で開催された
出張コラボイベント【猫本市】
個人店同士だからこそできる
古本・新刊・絵本、店頭には野菜の販売もあって
なんでもござれが楽しい
みたことない畑から獲れたばかりの芽キャベツ
マンションみたいに茎に肩を寄せあって実るのが可愛い
近所に出版社朔北社があることを知ったのも、南と華堂さんが教えてくれた
この街の文化発展のためにも
地域に寄り添う
あり続けて欲しいお店のご紹介でした