2021年の12月末から年明け1月6日にかけ、まち中で壁画制作に取り組んだ。
はっけん!ぼうけん!多摩平の森アートプロジェクトの一環として。
この2週間のあいだの出来事をまとめてみた。
まず驚いたのは
まちの人たちがポジティブな反応を示し、関心を寄せてくれたこと。
もちろん地域がらも関係していると思うが
フレンドリーに声をかけてくれる方が非常に多かった。
見ず知らずの方が、「これ食べて」とか「これ飲んで、寒いから」
「イオンまで行くから、なんかいるものある?」と。
夏ばの作業だったら、アイスとかの差し入れがはいるのだろうか。
散歩の途中、ランニングの途中に立ち寄って
制作の経過を見にきてくれた。
思うに、絵が素晴らしいからとかそういったこととは無関係で
絵を描いてる様や、どんな作品が出来上がるのかが気になったのではないだろうか。
私は今回、多摩平の森の小さな自然をテーマに描いた。
まちなかに緑地保全地域があって、年に1度しか見られない渡鳥なんかもいるらしい。
実際に歩いてみると、木々の間で鳥たちが歌い(のように聞こえる)
水辺に向かって急降下したり、カルガモたちがのんびりくつろぐ。
そのほか虫、小動物も生息する。
暮らしのそばに、自然がある。
都会すぎず、田舎すぎず、ちょうどいい感じが、建設中のマンションの仮囲いに描くには
ピッタリだと思った。
マンションが完成すると、まちの雰囲気もまた変わるかもしれないが
守られている自然はちゃんと残る。
新しくまちに住む人たちも自然を楽しみながらまちに馴染んでいければと思う。
このプロジェクトは2023年の1月頃まで続きます。
頃合いをみて、イベントなども開催できればと心から願う。
【 仮囲い壁画アートの役割 】
■展示空間が明るくなる
■日常的にアートが楽しめる
■展覧会と違って、長い期間展示でき、誰もが楽しめる
■暮らしの一部となりアートを身近に感じてもらえる
■外出する目的ができ人とのコミニュケーションツールになる。
■地域をテーマにして描く場合、アート作品を見ることによって、改めて地域の魅力を認識できる
■まちを好きになるきっかけになる
アートを通じて、自分の住むまちの魅力をもっと知ってもらえるよう、
もっと好きになってもらえるような活動をしていきたいと思います。
やっぱり地域が好きだ。
自分の住んでいるまちのことが大好きだって思える人たちって
美しいよね。