
2025年は、戦後80年の年。
忌野清志郎氏が『世界は全然平和になってないじゃないか』とうたってました。
絶え間なく世界中では紛争が起こっています。
人間は、分かり合うことは難しいのかもしれない。
『家族』という小さな小さな単位だって、意見の食い違いは日常茶飯事。昨日も今日も
ちょっとした勘違いがきっかけで、お互いを罵りあったり。
文化も言葉も考え方も歴史もちがう国と国のこととなると、
『未知との遭遇』のように超巨大な宇宙船が地球にやってきて、地球人として一致団結するほかないのかな。いやそもそも一致してないのだから、団結できるわけないか。
80年前、3月10日深夜0時すぎ東京の下町一帯は猛火に包まれ
約2時間半の空襲で推定10万人の人がなくなりました。
すべては計算され、すべての条件が効率的で
低空飛行による無差別爆撃は行われました。
東京大空襲・戦災資料センターでは現在連続市民講座として全10回にわたる講座を
オンラインで受講できます。(2025年3月31日まで視聴可)
【全10回一括申込】東京大空襲・戦災資料センター連続市民講座
東京大空襲の経緯、空襲の歴史、この時代にもあった社会的不平等
関東大震災、在日朝鮮人の被災、空襲・戦災犠牲者追悼施設の建立の時代の流れ、戦争と飢えなど
被害者意識ばかりではなく、あらゆる側面から世界大戦についてしることができる貴重な講座です。
戦争とは、食べ物の取り合いだと聞いたことがあります。
フランス革命も飢えに苦しんだ市民たちが起こした一揆。
講座の中での藤原辰史先生の言った言葉
「誰かを飢えさせて、自分たちの腹をみたす」
飢えていることには必ず原因があるそうです。
戦争で孤児となった人たちの戦後の食事情の話もありました。
市民講座第3回目の空襲体験者の亀谷さん(92歳)の体験談は聞いてるだけで
胸が苦しくなるようなものでした。
話されているご本人はそれ以上にもっと辛いだろうなと想像します。
それでも、戦争はあってはいけないということを
伝えるために、二度と思い出したくないような当時のことを
ふりかえり私たちのために話してくれています。
1人でも多くの方にみて、聞いていただきたいです。
まずは戦争が自分の国で起きないようにするためにできることってなんだろう。
みえずらい目標は、日々の暮らしの中にうもれてしまいます。
でもせめてこの日だけはという気持ちで
知ることからはじめたいと思います。
そのあとわたしにできることは、自分が感じ取ったイメージを絵画で伝えることです。
2021年 Message NAGASAKI
2024年 Imagine HIROSHIMA
2025年 空襲 TOKYO
の三部作です。
VIDEO RECORDERSとして一緒に活動してくれている
写真家の遠藤ちえ氏が完成までの動画を制作します。
80周年という節目ではございますが
これからもライフワークとして続けていきます。





