「 つ・な・ぐ 」(長崎県被爆者手帳友の会/ヒバクシャ・コミュニティ・センター)

今年、長崎県被爆者手帳友の会の https://feature.jp/hibakushaTecho/ 会員となりました

夏には「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」へ出席させていただいた。

この時期に帰省したことはこれまでなかったような気がする

とにかく街全体が静かな祈りに包まれているようだった

式典の最中、会場の外では大音量での街宣活動が聞こえてきたり

やや異様な空気を感じつつも粛々と執り行われた

今年は戦後80年、被爆者の平均年齢は86歳を超える

このまま指をくわえて眺めているだけでいいのだろうか、と思う

この夏、被爆者友の会事務所ヒバクシャ・コミュニティ・センターという

思いがけない場所に壁画を描く機会をいただいた

この場所は世界中から、そして

子供から年配の人まで幅広い年齢層の人が訪れる重要な場所です

その入り口の壁にどのような絵があるといいのか

作品をみた人がどのようにうけとめるのかはわかりません

何度も話し合いをし、考えました

ラフを描いてるうちに「緑のゆび」というお話がうかんできて

最終的にできあがった壁画です

戦争をしていないと地球という星の人間は共存できないのか

だれが得をしているのかは、わからないけど

戦争なんてくだらないことはやめるべきだと思う

なんのために、長崎・広島に原子爆弾がおとされなければならなかったのか

その時、何がおきたのか

そのあと、どうなっちゃったのか

すさまじいメッセージはちゃんと届いていないのかな

1人の力はちいさいけど、継続して発信していきたい

そして世界中の人たちが繋がって、一緒に恒久的な平和を願えばいいと思う

「 つ・な・ぐ 」

いくら人間どもが
かしこくても
強くても
武器をもっていても
自然を相手にすると
無力だよ

よくみてよ
こんなに愛おしくて
こんなに綺麗で
こんなに恐ろしくて

ちゃんと向き合って
尊ぶ

だって
空も海も土も風も雨も人間も
すべてつながって一つの地球だから

そのかしこい頭で考え
感じようよ

尚、この作品は長崎で画家として活動するMatsuo氏とのコラボ作品となります