
この度、日本理化学工業株式会社公式ホームページ内(「描く楽しさ」をすべてのひとに。)の
アーティストファイルでこれまでの活動についてご紹介いただきました。
身に余る光栄でございます。
https://rikagaku.co.jp/blogs/artist/artist-file-5
知り合いのミュージシャンのご紹介をきっかけに
kitpas(キットパス)を使った制作が始まりました。
kitpasは粉がでないチョークでどの面に描いても
その発色の良さ、描き心地はかわらず
濡れた雑巾さえあれば簡単に消すことができる
わたしにとって大切な画材の1つです。
おまけにライスワックスという精米した米ぬかから取り出されたものを
主原料として作られているので、環境にも、作る人にも、
そしてつかう人にもやさしい製品です。
kitpas制作は演奏の合間のライブペインティングからはじまり
写真集食堂めぐたま(恵比寿)のトイレの鏡に
もも塾(日野市フリースクール)の大きな窓に
多摩動物公園のウォッチングセンターの窓に
いろんな場所で描かせていただきました。
窓越しの制作は、自分の作品と窓の外の景色とが調和し
なんとも気持ちのいい感覚をおぼえます。
景色と発色のいい色の線とが重なり
鳥が飛んでいる絵を描きたくなったり
窓の外から制作風景をみている人とのアイコンタクトも楽しめるのです。
そしてなんといっても、そのチョークの描き心地です。
窓と接触するときの柔らかさ、練られた原料が
力の入れ具合で盛り上がったり
手で伸ばしたり、
チョークを寝かせて描いたり
マスキングテープを使って幾何学模様と手描きの線とが
あわさったり、
用途、使い方は無限大
脳との相性もいいわけです。
「キットパスは窓ガラスに描いて遊べるので、外の景色を見ながら、つまり五感を
同時に刺激しながら遊べるので、子どもの感性の発達に役立つ」と
太鼓判をおされているそうです。
(「働く幸せ」の道 知的障碍者に導かれて 著 大山泰弘 より抜粋)
「働く幸せ」の道 (著 大山泰弘)のなかで
大山氏は本書の中で働くということが人にとってどのような影響をもたらすのか
どうあるべきなのかを知的障がい者を雇用するなかで学んだと言及されています。
物事のとらえ方、考えかたにはいろんな方法があって
常識だけでとらえてはいけないとわかっていながら
一方的に決めつけてしまいがちです。
知的障がい者を雇うために、常識だけでは解決できないことが
たくさんあったのではと想像します。
自分の天職にであう以前、「働くって大変だなぁ」「できれば働きたくないなぁ」
と思いながら仕事についていました。
シフト編成のために、休みたいときに休めず、長期の休みもとれず
行きたくないのに行かなければならない、変だ、と。
まさにネガティブそのものでした。
でもちょっと見方を変えれば、看護師という仕事にしても
病気で困っている人の助けになる
医師として働く人の手助けになる
休まなければならない人の代わりに仕事につくことで他の人が休める
と、なんとなく気持ちよくなるのです。
働くことでお金を得る以外に幸せみたいなものを得られます。
わたしは、これからkitpasをつかって
世界中の人たちを幸せに、笑顔にできるような絵を描きたいと思ってます。
そして、街中のウィンドウをkitpasで埋め尽くす
イベントをやってみたいと考えています。
▢kitpas https://www.kitpas.com/
日本理化学工業株式会社が開発した水溶性チョークで、ライスワックス(米ぬか由来の植物性ワックス)を主原料としています。ガラスや鏡にも描けて水拭きで簡単に消せるのが特長。
安全性が高く、子どもから大人まで安心して使うことができる。
発色の良さと滑らかな描き心地も魅力です。
▢「働く幸せ」の道 知的障碍者に導かれて 著 大山泰弘(日本理化学工業株式会社前会長)
https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%83%8D%E3%81%8F%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%80%8D%E3%81%AE%E9%81%93-%E5%A4%A7%E5%B1%B1-%E6%B3%B0%E5%BC%98/dp/4866211431?tag=googhydr-22&source=dsa&hvcampaign=books&gad_source=1



多摩動物公園 第10回アフリカフェアでの制作の様子
https://www.youtube.com/watch?v=EaXZ6NTln9k&t=6s


