作品が売れた。4点も。
これまでに作品を購入してもらったのは10年以上も前、
2回目の個展のときだけ。たった一度きりだ。全紙サイズの大きめのものをご購入いただき、ありがたいことに作品の良さを快活に芳名帳に記してくれた。
その内容については、いまもって忘れることはない。
それ以来、売れたことはなく、売ったことも、売ろうと思ったこともなかった。売れる絵ではない、と。
いつも自分を信用できない自分がいて、線画家として自分自身を信じ継続するしかないのよと言いながら、内心では「(絵を買う人なんているの、いないよ)」と葛藤した。
このたった数日の経験は、私にとってさまざまな変化をもたらしてくれた。絵が売れ、純粋にうれしいと思う気持ち(飛び上がるほど)、少しの自信、あきらめちゃいけないということ。
などなど。
決めつけない、信じる、続ける、感謝の気持ちを忘れない。
ブレーキをかけず、ちょっとした楽しむ気持ちをもって、引き続き表現活動に人生を捧げることにしよう。
オンライン展示の作品増えました。
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