「描き続けること」アーティスト活動と仕事について|明星大学デザイン学部ゲスト講義

明星大学デザイン学部にて、ゲストスピーカーとして登壇の機会をいただきます。

なんとなく漠然とした不安を感じることがあります。モヤモヤするのです。「このまま進んでイラストの仕事だけで生活をやっていけるのかな?」安定しない働き方を自ら選んだのにそりゃないよって話です。そういう意味では、フリーランスという働き方は誰にでも向いているわけではないのだと思います。

組織に属していたときにはなにも考えずその日が終われば、やれやれまた明日。特別目立った不満もなく、ただ目の前にあることで時間が流れていく。

しかしある時、多くの方とのご縁を通じて、イラストレーターとして働き始めることになります。
すると、それまで見えていなかったものが次々と見えるようになり、考えるべきことも一気に増えていきました。同時に、それまで感じたことのなかった「仕事への責任」を、肌で実感するようにもなりました。さらに、働く時間も、お金の流れも、あらゆることが不安定になっていきます。
……いや、不安定すぎるのです。仕事が押し寄せてきたかと思えば引き潮のようになんにもなくなる。「大丈夫、大丈夫」と楽観的に考えられたら、自分を信じられたらどんなにいいだろう。自分の気持ちがフラフラと揺れ動き、社会の中でふわふわとただよいながら独りぼっちの気分を味わう。

「なんで、わざわざそんな面倒な道を選ぶのか?」
そう思うこともあります。

好きなことを仕事にしようとすればするほど、面倒な作業がついて回るようにできています。
組織に属していたときはその作業を誰かがやってくれていたから。
その意味では、フリーランスという働き方は決して効率の良いものではありません。

それでも、自分が好きだと思えることを仕事にしてみたい、
自分の絵がいくら(何円)になるのか試してみたいと思いました。

いまの働き方にいたるきっかけについて
現在のライフスタイルも交えながら、お話しさせていただきます。

大学での学びが、社会とどう繋がっていくのか。
あるいは、必ずしも繋がるとは限らないのか。

私は大学に通った経験がないので、その感覚を本当の意味ではわかっていないのかもしれません。
ただひとつ言えるのは、「好きだから続けてきた」だけのことです。
試行錯誤しながらも、描き続け、行動し続けてきました。

今年で4度目となる登壇。
初回の頃より、少しは自分の言葉として伝えられるようになっていたらいいな・・・、
と、不安も含めてここに書き散らしておきます。

明星大学デザイン学部の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

■ 概要

日程:5/21(木)

時間:14:40-16:10

場所:明星大学日野キャンパス 28号館203教室